そんな私の心中を無視するかのように、シニョーラふたりのセクシー談義は続く。
「ホント、ホント、そうだよね。未亡人が太りやすいってのは実感だね」とマルチェラ。
「あら、でもあなたはいいじゃない、ルチアーノがいるんだから。彼とはどう?うまくいってる」
「うん、まあね。今朝も家に寄って、コーヒーを飲んでったところよ。さ来週の週末はふたりでサンレモに小旅行しようって話してたの」
「いいわね!、彼がいて。ルチアーノって優しいんでしょ、あっちのほうでも?」
「そりゃあね、うっふっふ」あのー、おふたりさん、私がいるんですがねえ。
などという目つきで見つめても無駄でした。
ふたりはえんえん、ソープ・オペラ・ストーリーのような会話を続けたのでした。