人によつて場合によつて、距離感にも違いがあります。
合宿免許のときにこれに改めて気がつきました。
友人が運転をして、私が助手席に乗っているときに、彼女が急にそわそわしだし、なんとなくセカセカと運転をするようになることがあります。
そして、バックミラーをしきりに気にしています。
何事かと思って後ろを見てみると、私たちの車にぴったり中型トラックがくっついており、そのドライバーの表情がいらついているのがはっきりわかる。
みなさんにも、たぶん一度や二度は同じような経験がおありでしょう。
いわゆる"あおられる"というやつ。
私たちの場合は、いつまでもその種の手合いにかかわっているとロクなことがないので、不本意ながらムリに左に寄って道を譲ることにしています。
それにしても彼らは、どうしてあんなに近くを走っている車に"どけどけ"といったような敵意を持つのでしょうか。
人は誰でも個人としての縄張りのようなものを持っており、その範囲には個人差があります。
また、座っているとき、立っているときなどの状態、それに地位や役割、人間関係の度合によっても、広さは変化する。
そのだいたいの傾向としては、次のような関係が成り立つようです。
すなわち、「大人は子供よりも広い」「男性は女性よりも広い」「内気な性格の人は陽気な性格の人より広い」「嫌な相手といるときは親しい相手といるときより広い」これは、いいかえれば、それぞれの人間が、大きくなったり小さくなったりする目に見えない泡のような縄張りを持っていることを示すのでしょう。